別れずに済んだ

本気で別れを考えていたそうで…。


あなたにはもっと良い人がいるから!


とまで言われた。


今は、幸せにしたい!というよりも、幸せになってほしい!という気持ちの方が強い。


なんてことも言われた。





本当に別れてしまうかと思った。


怖かった。


とにかく別れたくなくて、土下座した。


いっぱい泣いた。


大好きなのに、別れる意味が分からない。


お互い大好きなのに…。




なんとか、別れずに済んだ。



すごい怖かった。


きっときなちゃんの心には、今もその想いは強くあると思う。


きなちゃんの不安な気持ちをブッ飛ばせるように、頑張る。


どうしたら良いのか全然分からないけど。



本当にぼんは馬鹿なんだよ。


きなちゃんが、いつも「言いたい事ないの?」って聞いてくるけど、何を言ったら良いか分からないんだ。


言いたい事はたくさんあるんだけど、急に頭が真っ白になる。


だから沈黙が続いて、そこで更に怒らせちゃったりとか多々ある。


大体見当違いなことばっか言ってしまうから、きっと言うのが怖いのかな。






口先ばっかの人間を卒業する。


ちゃんと行動を伴わせる。


心配なら迎えに行けば良い。


寂しそうな顔してるなら、その日の夜は一緒にいれば良い。




なかなかぼんの親が厳しいから、夜中抜け出したりとか難しいけど、そんなん言ってたらいつまでたっても口先人間だ。


もう傷付けたくない。


別れるなんて言わせない。


“絶対”“永遠”ってのは存在するんだって分からせてやる!!




今度はぼんがきなちゃんを支える番だ。